2025年10月の記事一覧

我が家が水漏れ!?水漏れの原因や修理方法は?修理費用はどれくらい掛かるのかをご紹介!③

水漏れの原因箇所と特定方法は?

以前のブログで、水漏れの原因箇所が大きく分けて下記の2つある事をご紹介させて頂きました。

1)水廻り設備本体からの水漏れ

2)敷地内の配管本体から水漏れ

そして、前回は水廻り設備本体からの水漏れの場合の確認方法や、特定方法をご紹介させて頂きましたので、今回は、配管本体からの水漏れの場合でご紹介させて頂きます。

配管本体の水漏れの場合は水道局から通知が来て気付く方も多いと思います。

気付いたら、下記のように確認をしてみましょう。

 

水漏れの確認や特定方法は?

まずは、量水メーターを確認してみて下さい。

写真の箇所を、【パイロット】と言って、水を使っている時に、このパイロットがクルクル回ります。

宅地内で水を使っていないのにパイロットが回っている時はどこかから水が漏れているという事が確認できます。

漏れる量が少ない場合は、回らなかったり、回るスピードがとても遅い事があるのでパッと見るだけではなく、数分間は見続けてみて下さい

確認する事で、パイロットの回り方をみてどれだけの量が漏れているかを予測する事が出来ます。

 

 

【敷地内の配管本体から水漏れ】

 敷地内の配管本体からの水漏れの場合は、下記の順で調べてみて下さい。

 

①漏れている配管は、給水配管なのか給湯配管なのかを特定していきます。

 方法は、給湯設備の止水バルブとお湯が行っている設備側の止水栓を両方締めた後に量水メーターを見て、パイロットが回っているかを確認します。両方とも締める理由としては下記が上げられます。

電気温水器やエコキュート等の貯湯式の給湯設備の場合

タンクの中にお湯が常に溜まっている為、給湯設備側の止水バルブを締めるだけだと、タンクへの給水供給を止める事は出来ますが、タンクから給湯配管が行っている水栓等の設備まではタンク内のお湯がなくなるまで供給され続けるので特定が出来ません。

ガス給湯器の場合

瞬間式で使う時のお湯を沸かす仕組みの為止水バルブを締めるだけでお湯の供給を止める事が基本的には出来ます。ですが、ガス給湯器の場合でもご自宅についている水栓によっては、逆止弁と呼ばれる弁がついていない混合水栓があり、その水栓の場合、給湯設備側の止水バルブを締めてお湯の供給を止める事が出来ても、水栓を通して水が給湯配管へ逆流してしまう為、こちらも特定が出来ません。

 完全に、お湯を止水してパイロットを見て回っていれば給水配管からの水漏れ、パイロットの回りが止まっていれば給湯配管からの水漏れと特定できます。

 

 

②水廻りの配置確認や床下調査をして、配管ルートは確認していきます。

露出配管で目視できる所で漏れている場合は特定が出来ますが、隠蔽配管で土等に埋設してある場合や床下や壁内に立ち上げている配管の場合は、どこから漏れているか特定する為に、配管ルートの確認が必要となります。お家を建てた時に工務店によっては家の図面関係の中に宅地内の配管がどのように設備まで行っている表記してある配管図ある事がありますが、もしなければ水道局へ行って取り寄せる事が出来ます。

配管図を元に、水濡れがないかを床下調査や外部調査等で目視していきます。

床下調査が出来ない場合は、【音聴棒】といる道具で、露出している水栓や配管部分に当てて音である程度箇所を絞っていくことも出来ます。ですが、配管を伝う音を聞き分けて調べる為、漏水している事は確認できても詳しい箇所まで絞れない事もあります。

また、建てた後に増改築をしたり建てた工務店や大工さん、建てた年代によっては配管図の取り寄せが出来なかったり、埋設配管上に建物があって調査に大がかりな解体等が必要な場合等、この状態で特定が出来ない場合は調査する費用が高額になる可能性や水漏れ箇所が数ヵ所ある可能性もある為、配管を新たに引き直す工事をオススメします。

 

 

③今の配管の材質や種類・配管径を調べていきます。

 水漏れ箇所が特定できた場合は、今使われている配管種類や材質、配管径を調べていきます。現場の状況に合わせて、配管の部分修理を行っていきます。

また、配管を引き直す工事の時も設備は交換しない限りはそのままで配管のみ引き直す為、配管口径が重要になります。配管種については施工のしやすい配管で現場に合うもので行う事が多いです。

写真は、給湯配管を給湯器から引き直した現場の写真です。こちらの現場は鉄筋コンクリート造の戸建てで、お湯の配管が漏れしていましたが、配管が壁内に埋まっており水漏れ箇所の特定や部分修理が出来ない為引き直しを行いました。

 

 

配管本体からの水漏れの場合は、基本的にはお客様ご自身での修理は出来ません。

水漏れ修理については、市区町村の水道局認定している工務店でされる事を強くオススメさせて頂いております。

市区町村によっては、水漏れによって上がった水道料金を返還請求できる事があり、その時に必須なのが、認定業者での施工証明です。また工事内容によっては施工後の配管図提出が必要な事があります。

また、自身で修理をして二次漏水をしてしまうと本末転倒です。

配管からの水漏れの場合は、水道料金が通常の数倍くる事も多い為、気付いたり通知があれば出来るだけ早めにプロに依頼して修理をしましょう。

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回は配管本体からの水漏れの、水漏れ確認や原因特定方法をざっくりご紹介させて頂きました。

もっと詳しい事が知りたいという方は、弊社スタッフまでお気軽にお問い合わせくださいませ。

お家の事はぜひオオサワ創研にお任せ下さい。                                           

ありがとうございました!