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呉市のユニットバス交換費用|損しない見積もり確認5項目

冬のお風呂場が冷え切っていて、入るのが億劫。タイルの目地のカビが掃除しても落ちない。床にひびが入ってきた。年を重ねた親の入浴が心配になってきた。ユニットバスへの交換を考えるきっかけは、たいていこうした毎日の小さな不安です。

ところが、ネットで「ユニットバス 交換 費用」と調べても、出てくるのは全国平均の相場ばかりで、「結局うちの場合はいくらなのか」が分からないことも。呉市は斜面地や車が入れない細い路地に建つ家が多く、立地によって工事の手間が変わる地域でもあります。

この記事では、次の3つが分かるように解説します。

  1. 今のお風呂の種類から、自分の家の費用が上がりやすいか、おさまりやすいかが分かる
  2. 呉市ならではの、費用が変わる理由が分かる
  3. 見積書で確認すべき項目が分かる

 

本記事は、呉市・東広島市で住宅リフォームを手がける株式会社オオサワ創研が執筆しています(建築工事業一式 広島県知事許可(般-6)第35091号/二級建築士事務所 広島県知事登録 24(2)第2400号)。

費用の数値について ユニットバス交換の金額は、商品の定価、割引率、家の状態によって大きく変わります。ご自宅の正確な金額は、現地調査のあとにお出しする見積もりでご確認ください。

呉市でユニットバスを交換する費用の目安|今のお風呂の種類で変わる

 

ユニットバス交換の費用を一番大きく左右するのは「今のお風呂がタイル貼りの在来浴室か、すでにユニットバスか」です。理由は、解体と下地工事の量がまったく違うため。ここでは、費用の内訳と、お風呂の種類ごとの違いを整理します。

費用は「本体代+工事費+諸費用」の3つで決まる

見積もりの総額は、大きく次の3つで構成されています。

 

  • 本体代:ユニットバス本体(浴槽・床・壁・天井・水栓・照明など)の価格
  • 工事費:解体、撤去、配管、組み立て、ドアまわりの仕上げなどの作業代
  • 諸費用:廃材の処分、養生(家の中を傷つけないための保護)、搬入、追加の電気工事など

 

注意したいのは、本体の「定価(メーカー希望小売価格)」と、実際に支払う「販売価格」が違う点です。

チラシやサイトの「〇割引」だけを見て比べると、工事費や諸費用の差を見落としてしまうでしょう。比べるときは、必ず3つを合計した総額で比べてください。

在来浴室(タイル貼り)からユニットバスにする場合

在来浴室とは?

在来浴室とは、床や壁にタイルを貼り、現場で一から造ったお風呂のこと。築年数の古い戸建てに多く見られます。

そんな在来浴室からの交換は、ユニットバス同士の交換より費用が上がりやすくなるんです。理由は以下のようなもの。

 

  • タイルとコンクリートを壊す解体作業が重くなる
  • ユニットバスを据えるために、土間(床下のコンクリート部分)の高さを調整する工事が要る
  • 給水管・排水管の位置をユニットバスに合わせてやり直す
  • 解体して初めて、土台や柱の傷み、シロアリ被害が見つかることがある

交換パターン別の費用早見表

では、交換のパターン別に費用の目安をチェックしてみましょう。

 

今のお風呂 サイズ グレード 費用の目安 工期の目安
在来浴室 1坪(1616) 標準 100万~200万円 5~7日
ユニットバス 1坪(1616) 標準 60万~150万円 3~4日

 

このように、同じサイズとグレードなら、在来浴室からの方が高くなりやすい傾向に。現状が在来浴室の場合は、見積もりの中に解体と下地工事の項目が入っているかを、先に確認してみましょう。

ユニットバスからユニットバスに交換する場合

すでにユニットバスが入っている家は、古いユニットを分解して運び出し、新しいユニットを組み立てる工事が中心。土間の工事がほとんど要らないので、費用も工期も抑えやすくなります。

それでも、次のような場面では追加費用が出るのでご注意を。

 

  • 今より大きいサイズに広げる(壁や柱の位置を変える工事が加わる)
  • 開き戸を折れ戸や引き戸に変える(入口まわりの壁の補修が要る)
  • 浴室暖房乾燥機を新しく付ける(専用の電気配線が要る)

 

上の早見表の「ユニットバス」の行を参考にしながら、こうした追加をするかどうかを家族で決めておくと、見積もりの比較がしやすくなりますよ。

本体以外にかかる諸費用の一覧

見落としやすいのが、本体と基本工事以外の費用。ここでは諸費用の一覧を表にまとめました。

 

項目 内容 費用がかかる条件 費用の目安
解体・撤去処分費 古い浴室の解体と廃材の処分 ほぼ必ずかかる 4~10万円
給排水工事 配管の接続・やり直し 在来浴室からの交換では
大きくなりやすい
1.5万円~10万円
電気工事 照明・換気扇・暖房の配線 機能を追加するとき 2.5万円~5万円
脱衣所の床・壁の補修 工事で傷んだ部分の張り替え 入口を広げる・床の傷みがあるとき 5万円~7万円
換気扇・暖房乾燥機 機器の追加・交換 希望したとき 3万円~20万円
手すりの設置 浴槽横・洗い場・入口 希望したとき 1万円~3万円/本
養生・搬入費 室内の保護、部材の運び込み ほぼ必ずかかる。立地で変わる 2万円~3万円

 

見積書にこの項目が無い場合は、「最初から含まれているのか、後から追加になるのか」を必ず確認してください。

後悔しないユニットバスの選び方と比較のポイント

後悔しないユニットバスの選び方と比較のポイント

ユニットバス選びは「入るサイズを確かめる → 冬の寒さ対策と掃除のしやすさにお金をかける → 将来の入浴に備える」の順で決めると失敗しません。豪華な機能を足していくより、毎日の困りごとを解決する機能から選ぶ方が満足度は高くなるでしょう。

サイズの決め方|今の浴室に入る大きさを知る

ユニットバスのサイズは「1216」「1616」のような4桁の数字で表されます。

前の2桁が短辺、後ろの2桁が長辺の内寸を表し、単位は10センチです。

(例:1216なら短辺約120センチ×長辺約160センチ。1616は、短辺も長辺も約160センチの浴室です。一般的に、1216は0.75坪、1616は1坪のサイズとして扱われます。)

マンション用と戸建て用では、床下の配管スペースや天井の高さの条件が違うため、選べる商品が変わります。「今より広くしたい」という希望も多いのですが、広げられるかどうかは柱や壁の位置で決まるため、図面だけでは判断しきれません。必ず現地調査で採寸してもらいましょう。

グレードと機能の比較|何にお金をかけるべきか

ユニットバスのグレード別の比較を表にまとめました。

 

項目 標準 中級 上級
浴槽の素材 樹脂系が中心 樹脂系に加え、質感を
高めた素材を選べる
人工大理石など
素材の選択肢が広い
保温性 基本仕様 保温浴槽を選べる商品が多い 保温・断熱が標準で手厚い
床の性能 水はけ・滑りにくさの基本仕様 冷たさを感じにくい床を選べる 床の機能・仕上げの選択肢が多い
お手入れのしやすさ 基本仕様 汚れが付きにくい加工を選べる 排水口や壁の掃除を
減らす機能が充実
価格帯 80万~100万円 100万~140万円 140万~250万円

 

※表の機能はグレードごとの一般的な傾向です。商品ごとの機能名や仕様は、各メーカーの公式ページで最新の内容を確認してください。

 

地元のリフォームのプロから言えることは、優先すべき機能は2つだということ。1つは冬の寒さ対策(保温浴槽、断熱、浴室暖房乾燥機)、もう1つは掃除の手間を減らす機能です。

この2つは毎日の暮らしで効果を実感できるもの。迷ったら、まずこの2点が入っているかで商品を絞り込んでください。

親世代の入浴に備えるなら確認したいバリアフリー仕様

親の入浴が心配で交換を考えている方は、次の仕様を確認してください。

 

  • 入口の段差をなくす、または小さくする
  • 浴槽横・洗い場・入口に手すりを付ける
  • 濡れても滑りにくい床を選ぶ
  • 開き戸より開け閉めしやすい引き戸・折れ戸にする
  • 浴室暖房で、脱衣所との温度差を小さくする

 

最後の温度差対策は、ヒートショック(急な温度変化で血圧が大きく上下し、体に負担がかかること)を防ぐためのものです。消費者庁は、冬季に多発する高齢者の入浴中の事故について注意を呼びかけており、入浴前に脱衣所や浴室を暖めることなどを挙げています。最新の情報は消費者庁など公的機関の公式ページで確認してください。

また、手すりの設置や段差の解消は、要介護・要支援の認定を受けている方であれば、介護保険の住宅改修の対象になることがあります。

ただし、介護保険の対象になるのは以下のような部分に限られ、ユニットバス本体の交換費用そのものは対象外なので注意しましょう。

 

  • 手すりの取付け
  • 段差の解消
  • 滑りにくい床材への変更
  • 引き戸等への扉の取替え など

 

支給限度基準額は1人あたり原則20万円で、所得に応じた自己負担分(1〜3割)を除いた額が後から払い戻されます。(1割負担の場合は最大18万円)

さらに、原則として工事の前に申請が必要です。先に工事を始めると支給を受けられない場合があるため、契約・着工の前にケアマネジャーや呉市の介護保険の窓口へ相談してください。

相談から工事完了までの流れ

相談から工事完了までの流れ

ユニットバス交換で費用のぶれを防ぐ一番の方法は、契約前にきちんと現地調査を受けることです。写真や電話だけで出した見積もりは、工事が始まってから金額が変わりやすくなります。ここでは、相談から完成までの流れを順に説明します。

問い合わせから契約までの4ステップ

  1. 問い合わせ:電話・LINE・メールフォームで、今のお風呂の状態と困りごとを伝える
  2. 現地調査:浴室の採寸、搬入経路、給排水の配管、床下や壁の傷み具合を確認する
  3. 見積もりと商品の提案:サイズ・グレード・追加工事を決め、総額の見積もりを受け取る
  4. 契約・発注:内容に納得したら契約し、メーカーへ商品を発注する

 

現地調査では、浴室の中だけでなく、玄関から浴室までの通路、家の前の道幅、トラックを停められる場所も見ます。写真だけの見積もりで金額がぶれるのは、こうした搬入条件や、床下の配管の状態が写真では分からないため。

問い合わせの段階で「現地調査に来てもらえますか」と聞いておくと安心です。

工事当日から完了までの流れ

工事は一般的に次の順番で進みます。

 

  1. 解体・撤去(古い浴室を壊して運び出す)
  2. 配管・土間の工事(在来浴室からの場合は特に重要)
  3. ユニットバスの組み立て
  4. 内装・ドアまわりの取り付け
  5. 動作確認・引き渡し

 

工期は、ユニットバスからの交換か、在来浴室からの交換かで変わります。在来浴室からの場合は、解体と土間の工事に日数がかかるため長くなります。具体的な日数は、現地調査のあとに工程表でご確認ください。

工事中のお風呂はどうする?生活への影響と準備

工事日程が決まったら、入浴場所の確認と近所へのあいさつを、その週のうちに済ませておきましょう。

入浴場所

工事の間は、自宅のお風呂に入れない期間ができます。近くの銭湯や日帰り入浴施設を使う、親族の家でお風呂を借りるなど、事前に段取りを決めておくと安心です。施設の営業時間や休業日は変わることがあるので、事前に各施設へご確認を。

近所へのあいさつ

また、解体の日は大きな音が出ます。工事の前に、隣近所へ一言あいさつをしておくと、お互いに気持ちよく過ごせます。

ユニットバス交換でよくある失敗と、見積書の確認ポイント

ユニットバス交換でよくある失敗と、見積書の確認ポイント

ユニットバス交換の失敗の多くは「見積書の中身を確かめずに、総額の安さだけで決めたこと」から起きています。工事が始まってからの追加費用や、思っていた仕様と違ったというトラブルは、契約前の確認で防げます。

よくある失敗3つ

  1. 安い見積もりを選んだら、追加費用が次々に出た:解体処分や配管工事が見積もりに入っておらず、後から別料金になった
  2. サイズを測り間違えて、希望の商品が入らなかった:現地調査を省いて商品を決めたため、発注後に変更が必要になった
  3. 入ってみたら寒かった・掃除が大変だった:見た目で選び、保温や掃除のしやすさを確認していなかった

見積書で確認したい5つの項目

このような失敗を防ぐために、まず見積書を受け取ったら次の5点を確認するようにしてください。

 

  1. 商品名と型番が書かれているか:「ユニットバス一式」だけでは、どのグレードなのか分かりません
  2. 解体・撤去処分費が入っているか:入っていなければ、後から追加になる可能性があります
  3. 給排水・電気工事の範囲が書かれているか:どこまでが基本工事で、どこからが追加なのかを確認します
  4. ドアまわり・脱衣所の補修が入っているか:入口を変える場合は特に要確認です
  5. 解体後に問題が見つかったときの扱いが書かれているか:土台の腐れやシロアリ被害が見つかった場合、誰が判断し、いくらかかるのかを事前に決めておきます

解体後に見つかる追加工事への備え

在来浴室の場合、タイルの下で長年水がしみ込み、土台や柱が傷んでいることがあります。これは壊してみないと分かりません。契約前に「もし傷みが見つかったら、写真を見せてから相談してもらえるか」を事前に確認しておきましょう。

参考文献

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